ニキビ(炎症性皮膚疾患)
仙川駅前すずきクリニックのニキビ(炎症性皮膚疾患)対策
ニキビに効果的なもの
ニキビ(炎症性皮膚疾患)に一番よく効くのは、炎症を止める抗生物質の内服や軟膏です。
また長年海外では使われていましたが、日本では許可が下りなかったビタミンA誘導体も最近、日本で認可されてニキビ(炎症性皮膚疾患)治療に使われるようになりました。
ビタミンB2やB6は皮膚や粘膜を鍛えてくれますから、皮膚の免疫をアップするために補給するとよいでしょう。フルーツを食べても良いですし、サプリメントもあるでしょう。病院に来れば処方も可能ですから、ご相談いただければと思います。
健康状態と関係する可能性も
ところで、ニキビ(炎症性皮膚疾患)の原因はよくわかっていません。「悪玉のアクネ菌が原因なのだろう」ということが最近わかったくらいです。全身の健康状態と関係しているかもしれません。新しいニキビ(炎症性皮膚疾患)を出さないようにするために、最低限の薬を使用してどのようにメンテナンスしていくかが問題なのです。
抗生物質は有効ですが、ずっと飲み続けるには抵抗があります。ニキビ(炎症性皮膚疾患)がひどくなるのはだいたい生理前や睡眠不足、仕事が忙しくて疲れがちの時です。ですから生理日から逆算して1週間前からメリハリを聞かせて抗生物質を飲むという方法もあります。
便秘もニキビの原因の一つ
私の専門である消化器から考えると、実はニキビ(炎症性皮膚疾患)と一番関連が強いのは便秘なのではないかと思われます。おなかの中のガスと関係があるのかもしれませんが、便秘がちな方にはニキビ(炎症性皮膚疾患)で悩んでいらっしゃる方が多いように思うのです。
花粉症でも、ヨーグルトを食べると腸の粘膜が鍛えられて花粉症に効果があるという研究があるくらいですから、「ビオスリー」という乳酸菌製剤を何カ月か飲んで腸の環境を整えるのも、肌を落ち着かせることにつながると考えられます。
皮膚科にかかった患者さまの中に、ずっと抗生物質を飲むように指示された方がいらっしゃったのですが、私はその方に便秘に効く漢方薬をおすすめしました。そうすると不思議なことに、残念ながら便秘はよくならなかったのですが、肌の調子がよくなったというケースがありました。
さまざまな治療法をご提案
肩こりを治すための漢方薬を出すと、冷え性が治ったというケースもありました。そうしたこれまでの経験値から、さまざまな治療法をご提案させていただくようにしています。当院のように、皮膚科以外の診療科のあるクリニックのほうがニキビ(炎症性皮膚疾患)などの治療法に広がりを持たせることができるかもしれません。
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