アトピー性皮膚炎について

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仙川駅前すずきクリニックのアトピー性皮膚炎について

アトピー性皮膚炎

大切なのは乾燥予防

アトピー対策で大切なのは、第一に皮膚の乾燥を予防することです。
日本は衛生面が非常にすぐれていますから、毎日お風呂で身体を石けんをつけて皮膚をこすって洗ってしまいますが、これは皮膚を傷つける大きな原因になっています。アトピーの人のスキンケアは、汚れの激しいところ以外はぬるめのシャワーで汗を流すだけくらいが一番望ましいのです。ナイロンのボディタオルなどは使わないほうがよいでしょう。

爪は短くしておきましょう

アトピーの人は、電話をしながらや、何かをしながら皮膚をかく習慣がついてしまっている人が多いようです。これは、徐々に直すしかありません。年単位の長さになってしまいますが、抗ヒスタミン薬や、ひどい場合はステロイドでかゆみを抑え、皮膚をかかない習慣をつけていただかなければなりません。 またアトピーのお子さんをお持ちのお母さんには、お子さんの爪をいつも短く切っておく気づかいが必要です。

お風呂あがりの保湿を

皮膚の安静を保つためには、手でかかないことと、エアコンが効いている室内や冬場には、皮膚をしっかり保湿する必要があります。
保湿剤について一番肝心なことなのに皆さんが見過ごしがちなのは、保湿剤を塗るタイミングです。「保湿剤を1日2回塗ってください」と言ってお渡しするだけでは、アトピーは一向に治りません。保湿剤は、お風呂上がりの時に、質のよいハンドタオルで水分を拭き取ったか拭き取らないかくらいのタイミングで、たっぷり塗らなければなりません。もちろん気持よいからといってハンドタオルで皮膚をゴシゴシこすってはいけません。ましてや風呂上がりにボーッとしてビールを飲んで、「そうだ、きょうは保湿剤を塗ってなかったな。これから塗ろうか」といった調子では遅すぎるのです。


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