脱水症
脱水症とは
脱水症は、体液のバランスが崩れておこります。よく脱水症状といえば、夏に炎天下の運動の時におこる症状のように思われがちです。しかし、日常においてもおこりやすい症状であるのです。例えば、入浴後や、高齢者がクーラーのない部屋で過ごしていてもおこりえます。
症状
- 喉が渇く
- 尿の量が減る
- 頭痛
- 立ちくらみ
- 嘔吐
- 意識障害
- 尿酸値が高まり痛風発作を引き起こす
- 血液がドロドロになり、血栓ができやすくなる
- 尿の色が茶褐色
季節により判断に困ることも
季節が夏であれば、夏ばてである可能性もあります。夏ばても上記と似た症状が現れます。
✓全身の疲労感・倦怠感 ✓めまい・たちくらみ ✓食欲不振 ✓頭痛 ✓むくみ ✓イライラ ✓集中力の低下 ✓吐き気 ✓下痢
ご自分がどの症状にあたるのか、ご不明の場合は、当院へご相談ください。
対策
- 水やお茶、スポーツドリンクなどの水分をこまめにとる(アルコールは利尿作用を促すので適しない)
- 塩飴などをなめる
- 暑い日は上手にエアコンを利用する
- 日中の外出時に、帽子や日傘を使用する
- 衣類で調整する(吸汗、速乾性のあるもの)
- 就寝前や明け方にエアコンで室温を調整する
- 意識がない場合は、病院で点滴などの処置を
脱水症状を引き起こしている方がいる時の注意点
もし周りにいる方で脱水症状を引き起こしている方がいたら、以下のことに注意して対応してください。
- まず意識があるかどうかの確認をしてください。意識がなければ救急車を呼んでください。救急車を待っている間、涼しい場所へ移動させ、衣服をゆるめて体を冷して下さい。(首、脇の下、足の付け根)
- 意識がある場合も涼しい場所へ移動させ、服をゆるめて体を冷やしてください。(首、脇の下、足の付け根)
- 水分を自力で取れるようなら水分や塩分を補給してください。
- しばらくして症状が改善したようなら、そのまま安静にして十分な休息を取りましょう。
- 脱水症でも、後遺症が出る場合がありますので、念のため病院へ相談された方がいいかもしれません。
仙川駅前すずきクリニックでも脱水症の治療について、受診対応を心がけております。
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