夏への皮膚ケア
お知らせ夏に向けての汗疹対策はできていますか?
2021年も明けて早、3ヶ月が経ちました。慣れないマスク生活も、いつの間にかスタンダードになりました。最近では、すっかり春めいて桜の季節になり、日によっては日中少し汗ばむこともあります。これから訪れる夏には、気温の上昇とともに日差しも強くなり、ますます汗をかく機会も増えてきます。
そんな中、増えてくるのが皮膚病の一つである”汗疹(あせも)”です。
汗は体温調節のために必要なもの
汗疹になるのが嫌だから、汗を出ないようにすればいいというものではありません。汗には体温調節という、とても大切な役割があります。それは、かいた汗が蒸発するときに体の熱を取り去ることで、体温が上がりすぎるのを防止してくれているのです。しかし、かいた汗を放置することによって、皮膚の表面に汚れがたまり、汗腺が詰まって汗疹ができやすくなります。
汗疹は一種類ではありません
汗疹には水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)と、紅色汗疹(こうしょくかんしん)、深在性汗疹(しんざいせいかんしん)と種類もさまざまで、それぞれに症状も異なります。
もともとアトピー性皮膚炎を発症している方がなると、多発性汗腺膿瘍(たはつせいかんせんのうよう)を引き起こしやすくなります。
症状が出るのは夏だけではありません
汗疹は夏だけにおこるものではなく、長時間寝たきりであるとか、長時間椅子に座ることにより、背もたれなどで背中に汗をかくことでおきることもあります。
汗をかいた後にするケア
汗をかいたら、放置するのではなく、綺麗なタオルで優しく拭き取る、シャワーで洗い流す、高温多湿の環境を避ける、通気性のいい服に着替えるなどの対策をすることで、汗疹になりにくくなります。
とにかく、体を汗で濡れたままにしておかないということが大切です。
症状が悪化してしまう前に
仙川駅前すずきクリニックでは、皮膚科にて汗疹の診察をしております。
これから夏に向けて、汗疹について理解して日常生活でできることから対策をしていきましょう。皮膚になんらかの症状が現れたら、放置したり自己判断しないで当院へご相談ください。