仙川駅前すずきクリニック　皮膚科からのお知らせ

仙川駅前すずきクリニックのある仙川エリアには公園や河川など多くの自然があります。散歩や遊びなどに出かけて蚊などの害虫に刺された経験もあると思います。蚊に関して言いますと、世界で危険動物の第一位と言われるほど危険です。もちろん、皮膚に起こった症状が虫さされの他に、皮膚に何らかの炎症が起きている症状も考えられます。草むらの葉陰に潜んでいる「マダニ」などは、吸血されていても気づかないことが多いです。もし、寄生に気づいたとしても、無理に引き剥がさないでください。恐ろしいことに、体の一部が少しでも残ると、炎症や感染症を引き起こします。また、夏の害虫「やけど虫：アオバアリガタハネカクシ」などは、皮膚にそれらの体液が付くだけで水ぶくれを起こさせます。

これからの季節は虫の活動も活発になり、虫刺されなどによる症状で来院される患者様も増えることが考えられます。そういった症状を診療し、少しでも楽になるように治療していければと思っております。

虫の種類や症状の種類

日常生活に最も潜む虫は蚊やダニを思いつくと思います。そして山や海に行けばアブやブヨ（ブユ）、ヌカカなど非常に厄介な虫がいます。ブヨ（ブユ）については刺されると、すぐには症状が現れず時間がたつと炎症が起こってきます。痒みというより痛みを伴う痒さが長期間続きしかなり辛いものです。
またさされた炎症がそのまましこりとして残る慢性痒疹（まんせいようしん）という症状となり完治に1年近くかかる場合もります。

子供の虫刺されにおける注意点

子供の場合、痒みに対して掻き壊すということがあります。掻き壊し出血しカサブタになる。カザブタ状態でも痒みは変わらずさらに掻き壊し化膿状態が続きます。そして傷口から黄色ブドウ球菌などが広がりとびひなどに発展。化膿した膿の状態が続くとそのとびひはさらに保育所などで広がっていくことにもなります。

虫刺されの治療

ステロイド軟膏などの塗り薬で炎症を抑えていきます。飲み薬による治療や漢方による治療など患者様に合わせた治療を心がけたいと思います。