踵のひびわれ
靴下や、ストッキングをはく時に、踵の皮膚がガサガサになっていて引っかかってしまうというご経験もあるのではないでしょうか。
踵は体の他の皮膚と違い、皮脂の分泌がないので乾燥しやすい部位となります。
踵のひびわれ
年中おこる可能性のある足のひびわれ
乾燥する時期になると、踵のひびわれでお困りの方が多くいらっしゃいます。
また、一度ひびわれると、なかなか治らずクリームを塗布したり、軽石でこすったりと対策している方もいらっしゃると思います。
しかし、これらの行為は、皮膚を傷つけてしまうので、悪化する可能性もあります。
踵の乾燥は、冬だけに起こるものではなく、夏場でも起こります。
自分の体重がかかることにより、ひびわれが悪化して歩行が困難になることもあります。そうなると、日常生活に支障をきたしてしまうこともあります。
どうして、踵がひびわれてしまうのでしょう。
原因
- 冬場の暖房器具の使用(乾燥)
- 汗をかかないことで皮膚が保湿されない(乾燥)
- 夏場に素足にサンダルなどで、冷房のきいた所で長時間過ごす(乾燥・血行不良)
- 肌のターンオーバーの乱れ(血行不良)
- 足のサイズにあった靴を使用していない(摩擦)
- 水虫(不衛生)
対策
- 保湿剤や軟膏を使用
- お風呂に浸かって皮膚を柔らかくする(熱い温度は避けましょう)
- 入浴後に保湿剤などを塗布
- 足のサイズにあった靴を使用する
- 足の衛生を保つ
- 綿や絹などの素材の靴下を履く
- 就寝時に保湿剤を塗布した後、靴下を履く
乾燥や、血行不良・摩擦・不衛生などが、踵の皮膚のトラブルに影響を及ぼしています。
乾燥予防の保湿剤とともに、硬く変化してしまった皮膚(角化した皮膚)に対しては、皮膚を柔らかくしなやかにする軟膏なども必要となります。
また、硬く傷ついた皮膚には、感染して化膿したり、真菌やカビが侵入し、いわゆる水虫のようになったしまうこともあり、詳しい検査などで病状を区別していき治療が必要となります。
踵の角質ケア
当院では踵の角質ケアとして、保湿剤をそのまま処方すること以外にも、患者様のお肌に合わせて軟膏やクリームをmixして調合して処方することもございます。
なかなか治らなくてお困りの方は、当院の皮膚科へご相談ください。
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